ガチ初心者のセッティング
*****テンプレ*****
まず初めにこれは当店での話です。
私には師匠がいるわけでもなく、インターネットに書いてあったわけでもなく、
お店をやっていくうちに自然となっていた私のやり方であり、
多分趣味でやっているだけではこうはならんかったよなぁ、
というやり方です。とりあえずこんなやり方あるんだぁ程度でみてください。
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当店からサンスベリアをご購入いただくお客様ではほぼほぼ関係ないと思いますが
サンスベリアにちょっと興味持っちゃったんすけど、観葉植物育てたこともないんですよねぇ〜
と言うガチ初心者向けに語りたいと思います。
まず、なんでもそうですが、失敗したことがないので
わからないこともわからない状態だと思いますので
まずは状態の良いサンスベリアを買うところから順番にいきます。
一言でサンスベリアと言っても
100円ショップでも売っている、トラノオのような葉が薄いタイプのサンスベリアや
ぶりぶり肉厚なサンスベリアなど複数タイプがあります。
ガチ初心者が育てやすいと思うのは 葉が薄いタイプ かなと。
このタイプは成長が早い(厳密には観葉植物の中では遅いですが、サンスベリアにしては早い)分
水切れの状態が続いた時に葉にシワが入ったり、閉じたりしやすい。
そしてダメージの回復も早いので、サンスベリアの水やりのタイミングなどを覚えやすいかなと思います。
これは状態の良いサンスベリア クレオパトラです。
これは水切れが続いているサンスベリア クレオパトラです。
上の写真に比べ、下の写真の葉が閉じているのがわかると思います。
これは水切れが長いこと続いていると葉が閉じてきたりします。
これがわかりやすいので、初心者にはまずクレオパトラみたいな葉が薄いので慣れるのがおすすめだと思っています。
逆に太い、肉厚なタイプは、成長も変化も遅いのでこれがわかるのに時間がかかります。
購入するときにこのように葉が閉じていたり、深いシワが入っているのは避け、
ふっくらとしたサンスベリアを選びましょう。
鉢、土について
買った時のままのセッティングでも良いです。
でも初めてでも少しこだわりたい。と言う方は
サンスベリアを枯らす原因はほぼほぼ根腐れですので
乾きやすい土、鉢を使うのがおすすめです。
例を挙げるのであれば、
土はプロトリーフが出している アロエ・金のなる木の土 がおすすめです。
植木鉢はプラ鉢で全然良いですが、さらに乾きやすさを選ぶと素焼き、テラコッタの鉢だと
鉢が呼吸するので乾きやすいです。
大きさはぱっと見で、植物に対して大きすぎなければ良いです。
必ず鉢底に穴があるやつ(ちょい大きい穴が良いです)を選んでください。
大きい鉢だと、植物が使い切れない水が残り続けることになるので注意です。
土は同じ名前でもメーカーによって配合が違うので、気に入ったメーカーは名前を覚えておくと良いです。
このセッティングでやれば、根腐れを起こすことはほぼほぼないかな、と思うので
根腐れが怖い方はまずはこれで初めてみるのも良いかと思います。
素焼きの鉢は呼吸をするので、カビのようなものが生えたりします。
置き場所
初めては室内が無難ですが
GW明け〜10月くらいは雨を避けれる屋外の方が調子は良いです。
ただ、葉焼けなんかの問題があるので、遮光などがわかるようになってからの方が良いです。
室内ではレース越しの窓際なんかと言われますが、冬は窓際は寒いのでやめた方が良いです。
急激な変化に弱いので
真夏に室内→屋外や
真冬になってから屋外→室内
なんかはやめた方が良いです。
水やり
乾いたら水やりをしますが、最初は気持ち遅めでも良いかと思います。
そして葉水は禁止です。
大前提としてサンスベリアは発根済としますが、
例えば2週間に1回水やりをしていたら葉が閉じてきた。
としたら、それでは少ないと言うことです。
では次に1週間に1回にしてみたら、1ヶ月くらいで葉が開いてきた。
としたらそれがベストなタイミングだと思います。
それでもむしろ閉じたとしたら、未発根、もしくは根詰まりかなと思います。
最初はそうして水やりのタイミングを覚えるのが良いかと思います。
(この例はクレオパトラを参考に考えています)
このように何ヶ月か育てていれば、自分の環境や、自分の性格や、疑問などがわかってくると思いますので
次はそれを改善していけば良いかと思います。
例えば
土が乾きすぎる→なぜ乾くのか考える。
水やりは週1でやっているが乾く
→ブレンド土は通水性の良い土と悪い土が混ざっていて、あげた水が土全体を濡らしていないで、通水性の良いところを通っているだけの可能性がある。
→水やりを変える(鉢ごと水に沈めて給水させる)
→土を変える
や
週1で水をやっていて、調子も良いが、ぶっちゃけ土が乾いているかどうかわかっていない
→赤玉土などわかりやすい土を使う
とかそんな感じでやっていけば
いずれば自分にベストなセッティングになるかと思います。
以上、参考になれば幸いです。
左)溶岩砂。水やりの頻度は週に2回くらい。見た目で乾いてるかわからない。
右)赤玉と溶岩砂のMIXに、化粧砂使用。水やり週2回。見た目で乾いているかわからない。
当店は赤玉土使用。左下は濡れている。右下は乾き始めている。
見た目でわかるので世話をしやすい。