サンスベリアの発根、水挿し
*****テンプレ*****
まず初めにこれは当店での話です。
私には師匠がいるわけでもなく、インターネットに書いてあったわけでもなく、
お店をやっていくうちに自然となっていた私のやり方であり、
多分趣味でやっているだけではこうはならんかったよなぁ、
というやり方です。とりあえずこんなやり方あるんだぁ程度でみてください。
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海外から入荷した植物はベアルート、抜き苗という状態で日本に届きます。
これは土のなかにいる虫や細菌などを持ち込まないためです。
なのでまず発根させなければいけません。
当店から入荷直後の株を抜き苗で購入したぞ!
となりましたら私的にはまず2つ選択肢があると思います。
1つは土に植える。
もう1つは水挿しする。
ここでは水挿しについて語りたいと思います。
水挿しとは文字通り、水に挿します。
多肉植物を水に漬けるのは慣れていないとかなり抵抗があると思います。
なのでまずは写真をみてください。
これは入荷直後のダンシングドラゴンです。
この状態だと少し心配なので
こうします。
えっ
いやいや、それをするのが心配なんです。
という方。
わかります。
特に当店のサンスベリアは高額なのが多いので...
このサンスベリア6/1に水挿しをしました。
本日6/6はどんな状態かというと
わかりますか!?
ここから新しい根が生えてきています!!
この子は当店では葉のシワが取れるまでは水挿ししますが
新しい根が見えた時点で土に植えてしまえば安心です。
水挿しについてもう少し
当店では入荷時にシワが入っていたり
水切れが見られるものに水挿しを積極的にやるので
試験管やフラスコなどがありますが、別にペットボトルや
プロテインシェイカーなどでも良いです。
4/23 → 5/2 → 5/25
これは家で育てていたサムライドワーフの子株なんですが、
鉢からOBしていてシワが入っていたのでお店の持ってきて水挿ししてました。
回復させるつもりが、まさかサムライドワーフが1ヶ月でこんなに成長するなんて!
と驚いております。
パワー!
6/6の根っこはこんな感じです。
ちなみにハイポネックスを使ったのでコケています。
(洗えば落ちます)
さっさと植えてしまった方が良いのですが、
まだ入荷したものもまともに植えていないのでまだまだ植えてもらえなさそうです。
ヤー!
やり方のおさらいですが、
こいつはちょっと水挿ししてやらねーと...というサンスベリアを用意します。(6/1)
古くて使えない根などは切ってしまいます。
根っこだけ水に浸けます。
断面から水を吸ったり、新しい根が生えてきて回復します。(6/4)
ただこれは別でも書いたのですが、
入荷前、抜き苗にする前に発根していたから、
水を吸っていたからすぐに回復できたのだと思います。
このロリダは4/4入荷したものですが6/6現在でも発根しておらず、水が吸えてないです。
根を切ったり、水を酸性にしてpHショックを与えたり、
超濃い二価鉄水溶液ぶち込んでもうんともすんとも。
ただ、シワが少し取れてきた気がするので
気長に待ちます。
ちなみに水ですが、
ただの水でも発根しましたし、
メネデールのようなものを入れてもよくわからなかったです。
茶色い水はビカクに海藻エキスをあげていたときのものです。
正直、水挿しについてはお店なので
状態を早く回復させたいからやっているだけで
家で趣味でやっていたらやらないとは思います。
ただ、植えてからしばらく経つけど
シワが回復しない、成長しない、シワが入ってきた。
もしくはこれから植えるけど、発根させれるか自信がない、
目視で発根するのを確認してから植えたい、
と言う方向けです。
もし興味があればやってみてください。