ライトとサンスベリアと曲がり

皆様、冬の準備はお済みでしょうか?

 

私は一昨日の夜、寒すぎて流石にやばいと思い

外のビカクシダを農薬に付けて、翌朝農薬を洗い流し、夜に取り込みました。

寒さにやられた子はいなかったですが、これからの水やりを思うとなかなか踏ん切りがつかなかったのは申し訳ないと思います。

 

ビカクシダはコウモリランとベイチーが、サンスベリアはロブスタとマッソニアナとシルバーブルーがまだ外にいます。

 

さて、わたしのような人間は稀ですので、皆さまは冬支度が完了していることかと思います。

ビカクシダに関しては情報を出してる方が多いので当店は割愛しまくってますが

(半分くらいが意識高い系の参考にならない情報に感じますが)

サンスベリアとライトについて、わたし個人が感じることを述べます。

 

部屋に取りんだ方ということは、5月頭〜10月末の6ヶ月間くらいは外管理という事だと思いますが

冬の間ライトはどうしてますか?

 

サンスベリアは耐寒性も悪くはなく、耐陰性も強いので

よっぽど寒い地域でなければ、冬もちゃんと水をあげていると成長すると思います。

 

元々成長が遅い品種なんかは、年中育てて大きくしたいなんて欲にも駆られるので

良いライトで育てたい!なんて方もいらっしゃるかと思います。

 

私個人としても、その考えですし、やはり良いライトは成長速度が違うなと思います。

 

しかし、本当にそのライトを使いこなせるのか?という疑問も出てきます。

 

サンスベリアは乾燥に強く、耐陰性も強い。ということは

よっぽどの環境でなければ成長すると思います。

そしてそのことからライトなしでは徒長してしまう可能性は高いと思います。

 

そのことから、太陽光が確保できる環境でなければ

ライトは必須といっても過言ではないのかもしれません。

 

しかし、本当にその高性能のライトが必要なのか?

そこに疑問を感じます。

他の人よりも一日でも、1cmでも早く育てたい。

そんな考えの方や、インスタグラマー(最近聞かない)のようなオシャンティな方には

高性能ライトもといアマテラス、ヘリオス、ハスなどは必須ですが

冬の間だけ維持したいとお考えならば、そこまで高性能なライトは必要なのか、と思います。

 

家で育てているサンスベリアは高性能でもない、IKEAライトで育ってますし

もちろん高性能ライトのほうがよく育つのはわかっています。

 

しかし、そこまでの環境で育てて大きくなったサンスベリアは置ききれるのか?

なによりちゃんとライトの光を当てれるのか?ライトを揃えられるのか?

ここら辺が曖昧なまま高性能ライトを買うと後悔するかもです。

 

私の味のあるらくがきで説明させてもらいますと、

このような感じで高性能ライトを設置した場合

サンスベリアは確かに光の中に入っているのですが、LEDは太陽光と違い、光源が移動しないため常一方向からの光となります。

それゆえ

ライト直下でない、光の範囲のサンスベリアは曲がります。

ちなみに1.3mくらい離れているビカクシダも曲がりました。

(これはリフレクターを外している影響です)

これを回避するにはこまめにサンスベリアの配置を変えるか、

(成長している葉の方向に合わせると良いかもです)

ライトを増やすしかありません。

照射範囲を広くできる高性能ライトはアマテラス、ツクヨミ、ヘリオス、ハス(他は知らん)なので

最低でも7000円以上のライトを増やすことになり、ライトを増やす=ソケットも増やす。電気代も上がる。

そんな事になります。

しかしながら植物にとってはとても良いことです。

 

ビカクシダなんて葉が曲がるどころか、横を向き始めることでしょう。

なので、その事を踏まえて見て高性能のフルスペクトルライトじゃなく

適当な安い10wくらいのライトでもいいんじゃないかと思うんです。

IKEAのライトが絶版になってしまったのは悲しいですが、その程度の育成能力であれば探せばあるはずです。

最悪、ホームセンターの電球2個700円くらいのでもないよりマシかな、と。

水草を蛍光灯やスパイラル管で育ててた時代もありますし。

あとは

熱帯魚育成ライト。

これはフルスペクトルLEDチップではなく、従来の白や赤、青なんかのLEDチップが入ってるものなんかが安くて幅も30cm〜120cmから選べるし、消費w数も選べるので棚管理の方には結構オススメです。

ただ、水草は強い光を当てると溶けたり、強い光じゃないと育たなかったり、あまり良い性能過ぎると大きくなりすぎて綺麗な感じにまとまらないなど色々あるので、性能はわざと抑えてあったりするので自分の欲しい能力を確認した方が良いです。

 

PPFD値については記載している物はほぼなく、lm、消費w数から選ぶ感じになると思います。

熱帯魚屋さんが近くにある方は中古品なんかも取り扱ってたりするので

性能なんかあまり関係なく、とりあえずライトが欲しい人には良いのではないでしょうか?

 

しかしながらLEDも劣化するので、3〜4年で買い替えないと結構暗くなってたり、LEDチップが一部切れてたりするので、中古品についてはそこら辺が許せる方でないと厳しいです。

 

ちなみに1番いいのは高性能ライトを沢山設置して、春〜秋は外で育てる。

そんな感じなら5〜6年はもつんじゃないかと思います。

 

次にライトでの違いと、曲がったサンスベリアたち

 

 

これはわざと曲げてます↓

簡単に曲がりました。

 

左から有象無象ライト、太陽光、Hasu38

 

有象無象と太陽光

流石に太陽光との差はすごいです。

 

太陽光とHasu38

正直Hasu38が微妙に勝ってる気がします。

これがわたしがHasu38を推す理由...

 

 

これを見ると良いライトが良い!てなるんでしょうが

自身の育て方、置き場所、コストとか含めて、自分に合っているライトが見つけるのも良いですね。

 

1番良くないのは、性能差があり過ぎるライトのキメラが良くないと思います。

結局良いライトの方向を向いてしまうので。

 

 

それでは良い植物ライフを🪴

 

 

最後にIKEAライトで5年育てたロリダ

安いライトも捨てたもんじゃない